体の治る力について~2週間の下痢から学んだこと~
皆さんは万が一下痢になったらどうされますか?
① 下痢止めを飲む
② お粥以外は食べないようにする
③ 水分補給をする
④ 病院に行く
⑤ 止まるまで放っておく
どれが正解かは答えはありませんが、どれかを選んで治そうとされているのではないでしょうか。
私の場合は、②③⑤をひたすら続けました。
2週間に及んだ期間で体の治す力について改めて気づかされたことを今回はお伝えしたいと思います。
整体から見る下痢の原因
・暴飲暴食による胃の疲労・心臓の疲労・ホルモンバランスの崩れ・過剰なストレス
・腎臓、肝臓が十分に働いていない・汗をかけない
このようなあらゆる臓器からのしわ寄せを一生懸命に処理しようとする腸の最後の手段が下痢ということです。
始まりから終わりまで
始まりは突然でした。特に悪い物を食べたわけではなく何故下痢になったのか良く分からないままその日は次の日の朝まで30分に一回はトイレに行く繰り返しでした。
下痢が一晩中続いて眠れなかった事は今までに記憶にありません。
その日からポカリスエットを水で薄めた(50対50)ものを飲み、お粥しか口にしませんでした。
そんな状態が3日ほど続き、4日目くらいからは何とか普通の生活のリズムで過ごせるようになりましたが相変わらず下痢は続き治まるまでに2週間かかりました。
2週間の期間で改めて気づいたこと~症状は無理に抑えてはいけない~
・食べたいものを腸が決めている
途中で、あれだけポカリ水とお粥しか受け付けなかったのに、
急に鮭フレークが食べたくなりお粥と一緒に食べられるようになったり、
豚の生姜焼きが食べたくなったりとまるで腸が食べたいものを決めているかのような
感じがしました。
・下痢は身体中の毒素を外に出そうとする働き
恥ずかしい話ですが、下痢を起こすまでの私の食は異常でした。
毎日のようにあるパンを食べ続けていました。
別にパンが悪いわけではありませんが、食べ過ぎで身体に要らないものが溜まっていた
のだと思います。
下痢前には93キロになっていた体重が、治まってから測ってみると86キロまで落ち
ていました。7キロも毒素が溜まっていたということですね。
・体を整えてくれる力
それまで体に起きていた不調が下痢が治まると同時に消えました。
不調とは、年明けから続いていた咳と息苦しさです。これも恥ずかしい話ですが、この間3回のPCR検査を受け(全て陰性でした)生まれて初めてのCT検査を受け(肺にうっすらと肺炎の跡がありましたが3回目の時には綺麗になっていました)薬を服用してきました。
しかし、程度こそ軽くなったものの咳と息苦しさは治まりませんでした。
それが、下痢が治まると同時に治まったので「きっと体の不調を起こしている原因物質を全て下痢で出してくれたんだな」と私は思いました。
まさに今回の下痢は私の場合ですが“体を整えてくれる力”でした。
下痢が治まって変化したこと
今までの10年の生活の結果が下痢という形で表れて、このまままた10年を過ごすと大変なことになるということ気付かせてくれました。
・食べ過ぎない事
パン、パン、パンと毎日のように食べていたパンをほとんど食べたくなくなりました。
・バレーボールを始めた事
今まで何か体を鍛えることをしなければと思いながら何も出来ないままでしたが、
思い切って中高の6年間部活動でやってきたバレーボールを10数年ぶりに始める
ことが出来ました。
まとめ
今回の下痢はかなり酷い症状でした。腰痛とは全く関係のない事のようですが、実は大いに関係があります。
共通することは、どちらも安易に止めてはいけないということです。
もちろんケースバイケースですが、
下痢だから止めるのではなく腰痛だから痛みを止めるのではなく下痢も腰痛も体に起きているトラブルを知らせてくれるものであり、どちらもトラブルを治すための体の力の現れだということだと思います。