2022-08-25

腰痛で夜寝る時に仰向けになれなくて睡眠不足になっているあなたへpart3

坐骨神経痛の女性

今回も腰痛のために睡眠不足で悩んでいるあなたに送る腰痛を解消してぐっすりと眠れるからだを手に入れるための方法についてお伝えしています。

今回は、夜寝る時に仰向けになると腰が痛くなって眠れなくなる原因の三つ目『坐骨神経がスムーズに伸び縮みしない』ことについてお伝えしその解消方法もご紹介させて頂きますので参考になさってくださいね。

坐骨神経がスムーズに伸び縮みできないとどうなるのか?

神経が圧迫されるとは?腰から足先にかけて走行している坐骨神経ですが、筋肉の隙間を縫うように走行しています。神経はある程度の圧迫には耐えられますが、引き伸ばされるのが苦手で引き伸ばされ続けると虚血が生じ、且つ持続的な圧迫が加わることで血流不足が増悪ししびれや痛みが出ます。
多くの場合は一時的な障害ですが圧迫が長時間だったり圧迫の程度が強い場合は、回復に長期を要したり、元の状態に戻れない障害になることもまれにあります。

 

 

坐骨神経が圧迫を受けやすいところ

坐骨裂孔と坐骨結節

<坐骨裂孔(ザコツレッコウ)>
坐骨神経が出てくる孔(あな)の周りの筋肉が緊張することで坐骨神経を圧迫する。

<坐骨結節(ザコツケッセツ)>
坐骨神経は坐骨結節付近を走行しているので、椅子に座る時間が長くなったりして坐骨結節(骨盤が椅子の座面に当たる部分)に負荷がかかり続けると周りの筋肉が緊張し坐骨神経を圧迫する。

<梨状筋(リジョウキン)>

梨状筋が緊張して固くなると、梨状筋の腹側を走行している坐骨神経が圧迫される。

梨状筋と坐骨神経

<ハムストリングス>
ハムストリング(太ももの裏側の筋肉)が緊張して固くなっていると、その間を走行している坐骨神経が圧迫される。

坐骨神経とハムストリングス

坐骨神経の圧迫を弛めるエクササイズ

上記の四か所が坐骨神経を圧迫する部分になります。その四か所の坐骨神経を圧迫している部分の周りの筋肉を緩めることで坐骨神経痛が軽減することが期待できます。

ここでは、それ以上に誰でもが出来て効果の高い方法をご紹介したいと思います。

★竹ふみ
道具:竹ふみ用の竹もしくは類似品
本物の竹で作られたものが一番良いですが、無ければ類似品が100均などでも置いていますので購入してみてください。

竹ふみで緩めることの出来る足の裏の土踏まずの部分は、丁度坐骨神経の末端に当たります。神経はその末端部ほど弱い刺激でも緩める効果が高くなりますのでおススメです。

竹ふみ

まとめ

これまで3回に渡って、夜寝る時に仰向けになると腰が痛くて中々眠れない方に向けて仰向けになると腰が痛くなる3つの理由とその改善方法をお伝えしてきました。

おさらいをしておきますと、

① 反り腰になっている
② 腹圧が低くなっている
③ 坐骨神経がスムーズに伸び縮みできない
事が原因でした。皆さんそれぞれに当てはまる理由があると思いますのでぜひ改善のためのエクササイズに取り組んでみて下さいね。
そして、人生の3分の1を占める睡眠をしっかりと取れるようになって頂けたらと思います。睡眠がしっかりとれるようになるだけでも体の悩みの多くは解決するのではないかと私は思います。

ご自身では中々上手くできないという方はぜひ、私に直接ご相談ください

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