2022-05-22

長引く痛みの原因がモヤモヤ血管だった時の対処法

前回、長引く痛みの原因の90%には“モヤモヤ血管”があるということについて、どうして痛みのある場所にモヤモヤ血管が出来るのかの理由を含めてお伝えしました。今回は、モヤモヤ血管を自分で見分ける方法とその対処法についてお伝えしたいと思います。

モヤモヤ血管の見分け方

モヤモヤ血管はレントゲンでは映りません。ただ、自分自身でチェックできる方法がありますので下記の部位に痛みがあり長引いている時はモヤモヤ血管を疑ってください。痛みのある場所を指で押して痛みが出たり、より痛みが強くなった場合、大抵はモヤモヤ血管がありますのでチェックしてみて下さい。

・ひざの内側のモヤモヤ血管の見分け方
症状としては、階段の上り下りが辛い、長時間座った後に立ち上がるのが辛い、
正座が辛い、じっとしていてもズキズキするなどがあります。

<触り方>右足を例にとります。椅子に座り、右ひざを少し伸ばします(真っすぐにならないように少し膝が曲がってる状態にします)。その位置で膝のお皿を確認し、お皿は丸型に近い形ですからふちを一周ぐるっと触ってみます。同じ側の手(右手)で手のひらでお皿を包むようにして持ち、お皿の内側のふちから膝裏の方へ親指の腹を少しずつずらしていきます。ずらす幅はお皿のふちから手の指三本分くらいの範囲です(青丸印のあたり)。ずらしながら少し親指で押してみましょう。少し押して痛みを感じるポイントがあればそこにモヤモヤ血管があります。

・ひざの前方のモヤモヤ血管の見分け方

<触り方>上記と同じようにしますが、今度のポイントはお皿の下側のふちの際(手の指の幅一本分くらいです)で探してみましょう。痛みを感じるポイントがあればそこにモヤモヤ血管があります。

・肩のモヤモヤ血管の見分け方
症状としては、エプロンのひもを後ろ手で結べない、腕の上げ下ろしで痛い、夜間寝ていて痛い、痛みを感じるほどの酷い肩凝りがあります。


<探し方>青丸印を目安に、肩の前面から腕の付け根、肩の後面にかけて右肩の場合は左手の中指の腹で(左肩の場合は右手で)触れずらしながら少し押してみましょう。少し押して痛みを感じるポイントがあればそこにモヤモヤ血管があります。

・肘のモヤモヤ血管の見分け方
症状としては、重いものを持ち上げると肘が痛い、タオルが絞れない、ペットボトルのふたを開ける時に肘が痛いなどがあります。テニス肘ともゴルフ肘とも言われます。


<探し方>青丸印の辺り、肘を90度に曲げて体の正面に出します。肘の外側に骨のでっぱりがあるのが分かります。その骨の出っ張りと周りを右肘の場合は左手の中指の腹で(左肘の場合は右手で)触れ少し押してみましょう。少し押して痛みを感じるポイントがあればそこにモヤモヤ血管があります。

<探し方>青丸印の辺り、肘を90度に曲げて体の正面に出します。肘の外側に骨のでっぱりがあるのが分かります。その骨の出っ張りと周りを右肘の場合は左手の中指の腹で(左肘の場合は右手で)触れ少し押してみましょう。少し押して痛みを感じるポイントがあればそこにモヤモヤ血管があります。

ココで紹介していない腰の痛みや股関節痛、手の指の節々の痛み、足のかかとの痛みなどもモヤモヤ血管が
原因となっていることがあります。

自分で出来る対処法

先ずは考え方を変えましょう。「老化だから」「齢のせいで」痛みは治らないとあきらめていませんか?長引く痛みは、モヤモヤ血管をターゲットにしてきちんと治療すれば確実に良くなります。なので、齢のせいだとあきらめずに自分の長引く痛みは治るんだという所から長引く痛みの治療に取り組んでいきましょう。

・日頃の姿勢に気を付ける
モヤモヤ血管が出来る原因の一つに「関節への繰り返し刺激」があります。例えば、机に向かい椅子に座って一日パソコンに向かって仕事をしているケースで、つい取りがちな姿勢が画面をのぞき込むようにして頭を前方に倒し前かがみになっている姿勢です。この姿勢を目の高さにパソkンを置き、指先からひじまで机と同じ高さ、頭の重心は背骨で支えられる位置に乗っている姿勢に変えることでモヤモヤ血管を減らす事が出来るのです。

・効果的な有酸素運動
週に一度だけ1時間運動する事と毎日15分間の運動を続けることではどちらの方がモヤモヤ血管を減らす事に効果があるでしょうか?答えは後者毎日15分間でも運動を続けることです。ラジオ体操、散歩、ジョギング、ヨガ体操などがありますが、必ず痛みが出ない範囲で行うことを忘れずに。

・ストレッチ
ストレッチとは筋肉を伸ばす運動ですが、筋肉が骨に付く部分を腱と言って筋肉が伸ばされ腱が伸ばされることでモヤモヤ血管を作らせないようにする物質が大量に出てくるということがドイツの学者の研究によって分かっています。また、ストレッチをしている瞬間は組織が引っ張られてモヤモヤ血管を流れる血流が途絶えていることがスウエーデンの医師たちの研究によって分かっています。ストレッチにはこのようにモヤモヤ血管を減らすという科学的根拠がいくつか報告されています。その意味でもストレッチを日常的に取り組むことは長引く痛みを減らすということに繋がります。今では、ネットやストレッチ本など身近に手に入りますので自分に合ったストレッチを探して取り組まれると良いと思います。

・手で圧迫する
モヤモヤ血管がある場所は「押すと痛い」場所でした。その痛い場所を10秒前後じっと押して圧迫すると痛みが改善するということが言われています。その理由は、痛い場所(モヤモヤ血管がある場所)を10秒ほどじっと押して圧迫することでモヤモヤ血管への血流が遮断されるからです。
<注意点>・持続的に圧迫すること(少なくても5秒~10秒)・押す場所はモヤモヤ血管がある痛みがあった場所です・無理をしないこと自分で押せないような場所は専門家の力を借りましょう。

医療機関を受診する

注射やカテーテル等その病院で出来る治療法は様々ですので、各病院にお問い合わせされてから受診されると良いと思います。

まとめ

長引く痛みの原因の85%は原因不明とされていますが実はその90%はモヤモヤ血管が出来る事で痛みが出ているということをお伝えしてきました。もし今、あなたが長引く痛みで辛い思いをされているのでしたら今回ご紹介しました対処法をやってみて下さい。嘘のように痛みが無くなるかもしれません。もし、ご自分では無理だという時はMemory整体院にご連絡ご相談ください。

Memory整体院では、独自の検査によってモヤモヤ血管を特定し消すことが出来ます。

 

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