熱中症になってしまいました!そこから分かったこと
(寝る時に腰痛で仰向けになれないために睡眠不足になっているあなたへpart3は、次回にお伝えさせていただきます。)
先日の日曜日に私は生まれて初めて熱中症を体験しました。日頃治療家として「熱中症には気を付けて水分補給をしっかりしましょうね」と言ってきたにもかかわらず不覚でした。
今回は、その時の体験とそこから学んだことをお伝えしたいと思います。まだまだ猛烈な暑さが続きそうなので熱中症予防に役立てて頂ければと思います。
私が熱中症になってしまった原因、なんと私がいつも言ってる言葉の中にありました。
その原因とは?
熱中症になってしまった原因
<怠った塩分補給>
・水分補給(500mlの水を二本)は休憩の度に行いましたが、塩分補給をしていなかったことが最大の原因だと思います。私が日頃言ってる言葉の中には水分補給の言葉はありましたが塩分補給の言葉はありませんでした。
※参考
高温多湿の屋内外で30分を超える長時間の労働やスポーツなどにより汗を大量にかくと、体内の水分とともに塩分やミネラルも奪われてしまいます。そこに水分補給だけを行うと、血液中の塩分・ミネラル濃度(体内における塩分やミネラルの割合)が低くなり、様々な熱中症の症状が出現します。つまり、水分だけを補給することがかえって、熱中症の発症へとつながったり、悪化させたりすることもあるのです。
<高温多湿>
・室内温度33度の中で4時間、途中激しい雷雨があったことから恐らく湿度も高かったかと思います。
<急激に失われた体内の塩分>
・4枚持っていたTシャツを休憩の度に天日に干しながら着替えたくらい大汗をかきました。大汗と一緒に体内の塩分も失われていったと思います。
その時の症状
・立っているだけで辛く動きたい気持ちはあるものの足が重く動けませんでした。
・手の指と足の指に軽いしびれが出ました。
・めまいのようなふらつきを感じました。
・真っすぐに歩くことが難しかったです。
・普段以上の汗をかきました。
(嘔吐、痙攣などはありませんでした)
※参考
症状1 めまいや顔のほてり
症状2 筋肉痛や筋肉のけいれん
症状3 体のだるさや吐き気
症状4 汗のかきかたがおかしい
症状5 体温が高い、皮ふの異常
症状6 呼びかけに反応しない、まっすぐ歩けない
症状7 水分補給ができない
対処したこと
<保冷剤で後頭部、左右の腋窩を冷やす>
・チームメイトが貸してくれた保冷剤を3か所(後頭部、左右の腋窩)に当ててひたすら冷やしました。その時、熱くなった体の中が深海に沈んでいくような感覚で冷えていくのを感じ「ああこれで大丈夫」と思いました。
・冷感スプレーで体の表面を冷やしました。
<塩飴で塩分補給>
・チームメイトからもらった塩飴、普段は塩っ辛い塩飴がとても甘く美味しく感じました。
※参考
熱中症のときには、上手な水分・塩分補給がポイントです。水分だけでなく塩分も補給することで、症状の改善が期待できます。塩分の補給には、塩分を含む飴・タブレットや梅干しなどもよいでしょう。
熱中症の症状が見られる際、意識がはっきりしない場合は大至急医療機関へ。意識がはっきりしている場合は、涼しい日陰や屋内で適切な水分・塩分補給を行い、安静にすることで多くは改善します。いつもと違うなと感じたり不安があったりするときには医療機関を受診しましょう。
今度同じ状況で運動する場合に気を付けたいたった一つの事
<水分補給+塩分補給>
・水だけではなく塩分補給をするためにポカリスエットを半分の濃度に薄めたドリンクを2リットル作り小まめに補給すること。
※参考
こまめな水分・塩分の補給は熱中症予防にも有効です。とりわけ1時間を超える長時間のスポーツなどの際には、塩分に加え糖分の入ったスポーツドリンクなどでこまめに水分補給することで、熱中症を予防しましょう。
まとめ
今回の経験から学んだことは、熱中症になる危険性は場所に関係なく誰にでも起こりうることで水分補給と塩分補給を必ず両方取るということ。
これからまだまだ猛暑は続きそうです。みなさんも常に水分補給と塩分補給をバランスよくおこない熱中症予防してくださいね。
※参考
<こんな人は特に注意!>
子ども、高齢者、屋外で働く人、キッチンで火を使う人、スポーツをする人、スポーツを観戦する人、犬や猫を飼っている人、室内で過ごす人、車に乗る人
次回は、
寝る時に腰痛で仰向けになれないために睡眠不足になっているあなたへpart3
をお伝えさせていただきます。