腰痛で夜寝る時に仰向けになれなくて睡眠不足になっているあなたへpart2
人生の三分の一を占めている睡眠、
睡眠には5つの役割(『脳とカラダの休息』『「記憶」を整理・定着させる』『「ホルモンバランス」を整える』『病気にならないよう「免疫力」を上げる』『「脳の老廃物」を除去する』)があると言われています。
このまま睡眠不足な状態が続くとどうなるでしょう?
きっと体調の不具合が出てくるでしょうし、もうすでに体調の不具合で悩んでいる方もおられるかもしれませんね。そんな腰痛のために睡眠不足で悩んでいるあなたに、腰痛を解消してぐっすりと眠れるからだを手に入れて欲しいと思っています。
今回は二回目になりますが、腰痛を起こしている原因の二つ目『腹圧が低くなっている』ことについてお伝えしその解消方法もご紹介させて頂きます。
腹圧が低くなっているとは?
<腹圧を作る四つの筋肉>
上図のように,腹圧は①~④の四つの筋肉の働きで作られています。腹圧がある事でからだを内側から支えています。
腹圧が低くなっているとは、この四つの筋肉の働きが弱くなって腹圧が保てなくなっている状態の事を言います。そして、四つの筋肉の働きが弱くなる原因の一つが前回にもお伝えしました反り腰になることです。
<反り腰と腹圧の関係>
右側の図のように正常な姿勢であれば、腹部には一定の腹圧がかかることで内臓が正しい位置に収められ背骨や姿勢が安定します。しかし、左図のように反り腰(前回にお伝えしています)になると、お腹の筋肉の働きが弱くなるので腹圧が保てなくなります。
腹圧が保てなくなると、ポッコリお腹になったり背骨や姿勢が不安定になってしまい腰の筋肉が余計に頑張らなくてはならなくなることで腰痛の原因にもなります。
なので、腹圧が保てなくなることで起きる腰痛を防ぐには腹圧を高めて上げなくてはいけません。
腹圧を高めるために必要な事
腹圧を高めて背骨や姿勢を安定させることが腰痛を予防するためにはとても大切なことになります。では、その腹圧を高めるための具体的な方法とは・・・。
<腹圧を高めるエクササイズ>
★仰向けでの腹部引き込み運動
① 膝を立てて仰向けに寝ます
② ベルトの位置にある骨盤前面のでっぱりから指2、3本分内側の柔らかい部分に手を添えて 鼻から息を吸いながらお腹を膨らませます
③ 先程手を添えた部分に力を入れることを意識しながら口からゆっくり息を吐き、
お腹を凹ませます
10回を1セットとして毎日3〜5セットを目安にチャレンジしてみましょう
まとめ
腰痛で夜寝る時に仰向けになれなくて睡眠不足にならないように、今回は『腹圧の低下』を解消する方法をお伝えしました。今回のエクササイズをやって頂くことで少しづつ夜寝る時に仰向けになっても腰が痛くならないようになっていくはずです。
身体にとってとても大切な役割の有る睡眠をしっかりと取れるようになって頂けたらと思います。
それでも腰痛で夜寝る時に仰向けになれ無い状態が改善しない場合は、ご相談ください。