ストレスが腰痛の原因になるの?
質問の答えは、YESです。腰痛になる時は、何か重いものを持ったとか長時間座り続けていたとか自分自身でもこうしたから腰痛になったと分かることがほとんどです。が、中には何で腰痛になったのか思い当たらないケースがあってその一つがストレスが原因で起きた腰痛の場合です。実際の臨床であったことで説明していきます。
実際に起きた事例
1か月前に初めて腰痛になってからずっと痛いというお悩みで来られた来院者さん。
よくよく聞いてみると、何か重いものを持ったとかではなく家族の事で一日中心配で心配で仕方がなかった日があって、無事に解決はしたもののその日から腰痛を感じるようになったとのことでした。
それまでは腰痛のよの字も知らないくらい腰痛には縁がなかったようで、ご自身でもなぜ私が?と今でも信じられないご様子でした。
実際にお体を拝見すると、ちゃんとストレスの反応が出ていました。
ストレスを受けた時に体に起きる反応
あくまで今回の場合ですが、お腹の上部が硬くなります。
それは、お腹側の肋骨のすぐ下の部分で内臓の場所でいうと右の肝臓から左の胃にかけての辺りになります。
何故ストレスを受け続けるとお腹の上部が硬くなるのか?
それは、ストレスを受け続けることで自律神経が乱れ、中でも心配不安などの気持ちは交感神経を高ぶらせます。そうすると血管が収縮を起こしますし、内臓の働きの悪くなります。血流不足や肝臓や胃の働きが悪くなることでその周りの筋肉が緊張して硬くなります。
ややこしくなりましたが、簡単に言えばストレスを受けるとお腹の上部が硬くなるということです。
腰痛の原因として考えられること
①強いストレスを受けたことによって内臓の働きに影響が出て、
お腹の上部が硬くなったために腰に負担をかけることになったこと。
②強いストレスを受けたことによって腰の筋肉が血行不良を起こしたこと。
どうすれば良いの?
ストレスが原因で腰痛になった場合に大事なことは次の2点です。
①ストレスを減らす事
ストレスを受けているサインがあります。この場合それをチャックしてやれることをやっていくことです。
そのサインとは・・・
眠れない、お腹の調子が悪い、食欲が無い、体がだるい、腰痛や肩こりなどの痛みがある、集中できない、自分を責める、悪い結果ばかり考える、気分が沈む、悲しくて憂欝、寂しい、不安、些細なことで腹を立てる、睡眠リズムが崩れる、ずっと寝ているなどなど。
これらのサインに気づいたら、気分転換に運動したりハイキングや旅行など自然に触れたりしてリラックスすることが大事かと思います。自分ではどうしようもない場合は医療機関を受信するとか代替療法(鍼灸・カイロ・整体など)を受けることも一つの手段です。
②一日も早く痛みを無くす事
痛みが長引けばそれがストレスとなり、悪循環になります。なので新たなストレスの元になりかねない痛みを一日でも早くとる必要があります。
病院で痛み止めの薬を処方してもらうとかペインクリニックの受診、あと代替療法(鍼灸・カイロ・整体など)を受けるなど自分自身で難しい場合は適切な治療を受ける必要があります。
まとめ
腰痛の内、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などレントゲン検査などで原因が特定できるものは全体の15%と言われています。残り85%は病院では原因不明で「腰椎症」と診断されます。中でもストレスが原因で腰痛になるとは多くの方が思ってもいない事ではないでしょうか。
何をやっても中々良くならない腰痛でお悩みの場合、もしかすると今回お伝えしましたストレスが原因となっているかもしれません。
Memory整体院では、腰痛の原因を様々な角度から検査し探し出して改善させていきますのでぜひご相談ください。