腰痛改善で大切にしていること”血の巡り”
私が腰痛改善で大切にしていることは、血の巡り(血流)です。何故なら腰痛で来られた方のお体の状態を診ると首の筋肉が左右どちらかが痩せていたり、足首周りの骨が鉄のように固く感じたり、足の小指(右足の場合がほとんどです)が硬くなっていたりと血の巡りが悪くなった状態になっているからです。
なので血を巡らせることが出来れば瘠せていた首の筋肉は元に戻り、足首周りの骨は柔らかく木のようになり、足の小指は柔らかくビヨーンと伸びるようになったりします。私はいつも体がそのような状態に変わることを目標にして腰痛改善に取り組んでいます。
今日は私が大切にしている血の巡りについてお伝えしたいと思います。
血の巡りで最も大切なこと
それはスピードです。血が全身を巡る速さをご存じですか?
なんと新幹線並みの速さらしいです。細かく言いますと、大動脈が一番速くて1秒間に約50cm、大静脈が 1秒間に約15cm、毛細血管では1秒間に約0.05cmの速度で流れています。
人それぞれ違いますが、その人の持つ本来の血が巡るスピードが遅くなることで体に影響が出てきます。イメージとしては、私たちが毎日決まった時間に食事を摂れている間は何ともないですが食事の時間が遅れたり、または何日も摂れなかったりすると空腹になり活動が鈍くなるような感じです。
血の巡りの役割
それは全身の細胞に血液を送り必要な酸素と栄養を運ぶことと全身の細胞から出る老廃物や二酸化炭素を回収することです。
老廃物である尿素やアンモニアは腎臓や肝臓に運ばれ処理され尿として体外に排出されます。
二酸化炭素は肺に運ばれて呼吸運動によって体外へ排出され、代わりに酸素が血液中に移動し酸素を含んだ血液は肺から心臓、心臓から再び全身の細胞へと巡っていきます。
血が巡る道(血管)
何と!血管の長さは毛細血管も含めて地球を2周半するほどの長さがあります。距離にして10万kmと言われています。その内の95%は毛細血管で占められています。
血の巡りが滞ると?
血が巡る道である血管が詰まったり、不具合が生じて本来の血流のスピードが保てなくなり、血の巡りが滞ってしまうと全身に影響が出ることになります。
例えば、脳にそれが起きると認知症の原因となったり、自律神経の働きが乱れたり、腰痛や肩こりの原因となったりします。
まとめ
今回は血の巡りについてお伝えしました。血の巡りを大切にしなければならない理由について少しでも理解して頂ければと思います。
次回は、血の巡りを良くするためにどうすれば良いのかをお伝えしますので楽しみにしていてください。
中々治らない腰痛の原因はもしかすると血流のスピードが遅くなっているからかもしれません。気になる方は今すぐ下記までご連絡ください。