2022-04-24

寝返りの効果とは?

前回は腰が痛い時でも寝返りが楽に行えるコツについてお伝えしました。夜寝る際に寝付くまでは仰向けから横向きになったり姿勢を変える時に痛みが出ないように、朝起きた時にベッドや布団から起き上がる際に姿勢を横向きにしなければいけない時も痛みが出ないように、コツをマスターしてやってみてくださいね。

今回は、睡眠中に寝返りすることが体にとってどんな効果があるのかについてお伝えします。

寝返りの効果①

寝返りには血流を良くする効果があります。
どういう事かと言いますと、睡眠中にずっと同じ姿勢でいると布団やマットレスと接触して圧力のかかっている部分では血流が悪くなってしまうのですが、寝返りをする事で体が布団やマットレスに接触する時間が短くなるのでそれを防いでくれるのです。

寝返りの効果②

寝返りには体温を調整する効果があります。
どういう事かと言いますと、寝返りをする事で寝具の中で空気の対流が起きるので寝具の中の温度と湿度が調整されます。それと布団やマットレスなどで体が圧迫されている箇所では汗をかきにくくそのために体温を下げることが出来ず体温が上昇してしまうのを防いでくれています。

熱帯夜に寝返りが多いのは体が体温調整を行っているからだと言われています。

寝返りの効果③

寝返りには質の良い睡眠をとれる効果があります。
どういう事かと言いますと、寝返りには深い睡眠と浅い睡眠との切り替えスイッチのような役割があると考えられていて寝返りをする事で質が良いとされる睡眠のリズムが保たれるようになります。

睡眠時間を8時間とした場合、一般的には寝返りを20回から30回多いと40回以上していると言われています。

まとめ

腰痛のある人は腰痛の無い人に比べて寝返りの数が極端に少ないという実験結果があります。寝返りの数が少ないということは、寝返りの持つ健康への効果が十分に得られないということですし腰痛のさらなる原因ともなるということです。

それでは困りますので寝返りがスムーズに出来る体すなわち腰痛の無い体でいたいものですね。

腰痛で中々寝付けなくて困っている方は、私にご相談ください。

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