2022-07-12

猫背が気になっている40歳手前の女性のあなたへ

前回は、40歳手前の女性のあなたに「骨盤の後傾を正しておきましょう」ということを
お伝えさせていただきました。

それは、「骨盤の後傾」を放っておくと将来的に膝に重大な問題が生じる可能性があるからでした。膝にどんな重大な問題が生じる可能性があるのかは、前回のブログを読んでくださいね。

今回のテーマを「猫背が気になっている」としましたのは、理由があります。それは、骨盤が後傾している人の特徴の一つだからです。

自分で自分の骨盤が後傾しているかどうかは中々分からないと思います。でも実際に骨盤が後傾している場合の体の特徴を知れば、自分の骨盤が後傾しているかどうかの判断が出来ると思いますのでまずはその特徴を知り自分が当てはまるかどうか確かめてください。

骨盤が後傾している人の特徴

いかがですか、骨盤が後傾している人に見られる特徴に当てはまりましたか?

骨盤が後傾すると何がいけないのか?

膝に及ぼす影響に絞っていいますと、「ひざが曲がる=ひざが伸びにくい」ことが一番の問題です。

ひざが伸びにくいと何がいけないのか?

ひざはひざのお皿の骨と呼ばれる膝蓋骨(しつがいこつ)と太ももの骨とすねの骨とで作られている関節です。

座っていて立った時、歩いてる時にひざがまっすぐに伸びず曲がってる状態だとひざを曲げる筋肉が縮んでる状態で緊張して硬くなっています。図にあるように硬く縮んでる筋肉に膝のお皿は太ももの骨と脛の骨の方に強く押し付けられた状態になります。

そうすると太ももの骨とお皿が擦れて太ももの骨がお皿と擦れている部分がガサガサになってきます(極端に言いますと紙やすりのような状態です)

ひざ関節太ももの骨がガサガサになっている状態

そうなるまでには長い時間の経過がありますが、ひざのお皿が太ももの骨に強く押し付けられた状態が続く限り、ガサガサ状態は進行していきます。

これがひざが伸びにくく曲がっている状態が続くことで起きていることです。ひざが伸びにくいとどうしていけないのかお分かりになりましたでしょうか?

この状態を放っておくと・・・

この状態の時に感じることが、立ち座りの時や階段の上り下りの時の膝の痛みです。なので、いずれは前回にもお話ししましたように歩いてる時に痛みを感じるようになり、酷くなると歩くことが困難な状態になってしまいます。

そうならないようにするために今からやるべきこと(私の選んだベスト1)

<ストレッチ>
太ももの裏からアキレス腱にかけて伸ばします(伸ばす時間は10秒ほど)

足裏を伸ばすストレッチ

① 床に座って伸ばします。
② 片方のひざを折り曲げて、もう片方は伸ばしておきます。
③ 伸ばした脚のつま先方向に上半身を倒していきます
④ 両手でつま先を持って伸ばすとより伸びます。

<筋肉を強くする>
太ももの前と後ろの筋肉、太ももの内側の筋肉、お尻の筋肉を強くします。

腰割りの図

① 足を肩幅よりやや広めに立ちます
・両足を肩幅よりやや広げて立ちます。
・背筋はまっすぐ伸ばして立ちます。
・つま先は45度くらい外側に開きます。
・腕は胸の前で組んでも構いません。

② ひざをつま先方向に曲げて腰を落としていきます
・ひざがつま先方向に出ていることを確認しながらゆっくりと曲げていきます。
・ひざを曲げる角度は120度くらいでいったん静止します。
・ゆっくりとひざを伸ばしながら元の姿勢に戻ります。

注意➡状態は真っすぐを保ちます(状態を前に倒してしまうと腰に負担がかかります)
膝を曲げる方向は必ずつま先方向と同じ方向です。
回数は、10回をめどに無理をしない範囲で行いましょう。

まとめ

私を未来から来たタイムトラベラーだと思って、今は未だ膝が痛くないあなたも今回の内容で気になる点が一つでもあるようでしたら始めてくださいね。私の選んだベスト1を。
そして、10年後か20年後、30年後かもしれませんが自分の行きたいところに行けてやりたいことが出来て人生を楽しく過しているご自身を想像してみて下さいね。

どうしても自分ひとりでは実行するのが難しい方は私にご相談ください。一緒に取り組ませていただきます。

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