2022-01-05

長引く腰痛の原因

日常的に慢性痛を持っている人の70%は痛みを我慢していると言います。そして日常的に支障が出ない限りは治療を受けないという方がほとんどという説があります。

長引く腰痛も例外ではなく、きっと「腰が痛いけど我慢しよう」とシップを貼って様子を見る方がほとんどではないかと思います。そして日常的な支障が出て初めて病院に行ったりマッサージに通ったりと治すために行動されるのではないでしょうか?

日常的な支障とは?「動けない」「トイレでお尻が拭けない」「近くのスーパーまで歩けない」「台所に立っていられない」などなど腰痛のために日常的な当たり前のことができなくなるということです。

そうなる前に長引く腰痛を何とか治したいですよね。今日から2回に渡って長引く腰痛の原因についてお伝えしていきます。1回目の今日は「お腹に力がない」、次回2回目は「背骨が動かない」です。

お腹に力がないとは?

腰痛を持っておられる方のほとんどがお腹に力がありません。お腹に力がないとは、腹横筋(お腹の奥にある姿勢を支える筋肉)の力が弱く内臓の働きが良くないということです。

お腹に力がないと何故腰痛になるのか?

立ってる時、座ってる時、何か動いてる時のかなめである腰は3つの柱で支えられています。3つの柱とは、背骨・背中の筋肉・お腹の3つです。

家を思い浮かべてもらったら分かりやすいかと思いますが、3本の柱で家が建っているとします。そのうちの1本が崩れるとどうでしょう?家は傾いてしまいますよね。

お腹に力がないとそれと同じことが体で起こります。3つの柱の内お腹の支えが十分に出来なくなると体はお腹の方に傾いてしまいます。そうなると困るので他の2本の柱の背骨と背中の筋肉が頑張ることになります。結果、背中の筋肉はいつも以上に緊張しなければならなくなりますし背骨にも大きな力がかかるようになります。

そして、背中の筋肉がずっと緊張し続けることで血流不足になり硬直を起こします。そのまま背中の筋肉が緊張し続けると筋肉が切れてしまったり伸び縮みの働きが出来なくなるので、それでは体は困りますから腰に痛みを出して信号を送るようになります。これが、私たちが感じる腰痛です。

ただし、腰痛には10人いれば10通りの原因があるようにこれが原因だと決めるわけにはいきません。ここでお伝えしていることはそのうちの一つであり私の経験上多くの場合に当てはまることとしてお伝えしていますので参考にしていただければと思います。

まとめ

皆さんが腰痛を感じられた時、腰痛を予防したいなと思った時、今回お伝えしました体を支える3つの柱の内でお腹に力がないのかもと考えてみて頂ければと思います。

次回は、長引く腰痛の原因としてもう一つの「背骨が動かない」についてお伝えします。

 

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